kaitoの日記

自分らしく行こう!

こんまりメソッドはなぜ「衣類」の片づけから始まるのか

こんまりメソッドでは、片づけの順番が決まっています。衣類、本類、書類、小物類、思い出品の順番。この順番で片づけることで、「ときめきでモノを選ぶ」ための判断力や感性が少しずつ磨かれる、のだそうです。ただ、なぜこの順番で片付けるのかは、本を読んでもしっかり解説されていません。

なぜ衣類から最初に片付けるのか。

これについてはこんまりメソッドを実践した僕なりの仮説があります。それは「衣類は毎日手にとり、毎日肌に触れるものだから」です。

クローゼットにある服は、よく着用するのが1~2割でしょう。着回しがいい、色が好き、異性に褒められた、シワがつきにくいなど。こんな感じで、毎日着ている服には、毎日着る理由があります。同じように、ほとんど着ない8割にも理由があります。もらったけど好みじゃない、ボタンがほつれている、シワが気になる、太って見える、などなど。どんなにキレイでも「自分らしくない」と思った服は着なくなるものです。

こんまりメソッドでは、「手にとって」ときめきを感じるかを大切にします。たとえ大切な人からの貰い物であっても、毎日着ている服と手にとって比べてみると、心の動き方がぜんぜん違います。

こんなに動くの?って面白くなるくらい心が動きますよ。ロジカルモンスターで「”ときめき”なんてフワっとした基準は使い物にならない」なんて感じる方も、騙されたと思ってぜひ実践してみてください。繰り返しますが「手にとってみる」のが大事です。

また、コンサルタントのこんまりさんの立場から見ても、衣服を手にとるクライアントの表情を見て、ときめいているかを判断やすいというメリットもあるのだと思います。衣類から先は、普段手にとることがないものばかりです。「この先も使うかもしれないから」とか「大切な人からの貰い物だから」という理由でクライアントが感情を押し殺しても、コンサルタントという立場で強引に決断を迫っていきやすい、ということですね。

以上、こんまりさんから聞いたわけでもないですが、僕なりの仮説でした。まとめると「手放す判断力をつけるには、日常的に触れているものから始めるのが手っ取り早い」ということですね。こう書きおこしてみると、改めて”こんまりメソッド”、洗練されているなぁと感じます。