kaitoの日記

自分らしく行こう!

半径10メートルを助ける

自分なりの頑張り方について、トイレで思いついたことがあるので書き溜めておこうと思う。

最初に、尊敬しているメルケル首相の話をさせてほしい。メルケル首相は、首相つくときに「ドイツ国民に奉仕すること」を就任式で誓った。「ドイツ国民に奉仕」とは、なんと責任の大きいことか。私がいる会社の従業員よりも、ずっとずっとずっと多い。プレッシャーも何倍もあるし、嫌だといって逃げるわけにもいかないポジションだ。「誓ったあとに、後悔するかも」と私なら考えるが、メルケル首相はさらっと誓った。

会社への奉仕を誓うと、こき使われて心身を壊してしまうかも…と思う。昇進するとプレッシャーは高まり、怒られる回数もふえ、プライベートが犠牲になる。そう思うから、おいそれと「会社に奉仕します」なんて言えない。

でもここで発想を変えてみる。「会社」というと、得体のしれない不気味なモノのイメージがある。でも「仲の良いあの人のため」とすると、ふっと心は軽くなる。「チームみんなのため」だと考えると、不思議にも前向きになれる。このように価値を届けたい人物のイメージをハッキリ決めることを、ペルソナを立てるという。心が前向きになれたのなら、良いペルソナが立てられたと言っていい。

じゃあ、ここでペルソナを変えて「上司のため」に変換してみると、どうだろうか。途端に心がざわついて、ドキドキする。悪い評価されるんじゃないか、間違った答えを出すんじゃないか、と一挙手一投足が不安になる。この場合は、ペルソナを立て方が悪かったということ。自分が誰に価値を提供したいのか、考え直してみたほうがいいだろう。

誰のために仕事をしているかわからない、という悩みをもつ人は、価値を届けたい人を設定できていない。もしくは「評価する人」に向いてしまっており、恐れでガチガチになって動けなくなっている。そんな人に伝えたいことは、「半径10メートルを幸せにする」というコンセプトである。近く人、顔の見える人に価値を届けることを意識してみる。

抽象的なミッションでは、どうしても頑張れなくても、特定のあの人を助けるため、グッジョブをもらうために働く。

これなら僕は頑張れるのだ。