kaitoの日記

自分らしく行こう!

嫌いなことを言葉にできない人に未来はない

内田樹さんの文章を読みました。学生のころ愛読した本で、手にとるのは10年ぶり。エッセイのタイトルは「嫌いなことを言葉にできない人に未来はない」。厳しめですが、10年ぶりに読んでもグサグサくる。社会人になった今こそわかる。

今日は、読みながら綴った短めのメモを共有したいと思います。半分は引用で、半分は補強です。

 

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嫌なことをしない。できないことをやらない。好きなことで生きていこう、ではなく、嫌いなことで死なない。好きなことを語ることは難しいけど、嫌いなことは、雄弁に語れる。語彙も表現も豊富になる。なぜ嫌いなのか。虚脱感を感じるのか。丁寧に言葉にしていく。己の個性の輪郭を知る、ほとんど唯一の方法。

私?そう。失敗した。予感はあった。この上司とは合わない。今の同僚と働いていたい。少し手伝うつもりが、ズルズルと長引く。最後には取り込まれた。それからの1年は大変だった。迷路に放り込まれる。リタイアの方法すらわからない。私は学んだ。全方位的に味方がいないと、嫌いなものを言葉にする能力さえ失われる。

学校教育と仕事の違い。「嫌いなこと」にとるべき態度が真逆。たとえ嫌いでも、できるようにするのが学校。嫌いなものを消していき、残ったことをやるのが仕事。

嫌いなことを丁寧に説明する。この手間を省いてはいけない。何が嫌いか。何ができないか。言語化を怠った人間に未来はない。

 

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なるほどなー。