最近、メモアプリの「Drafts」がお気に入りです。とっても軽くて思いついたらすぐに書き残せます。
4月30日(土)は、喫茶店にこもって、Draftsに書き溜めていたメモ1つ1つにタグをつける作業をしていました。1つのメモに平均2〜3つ。メモの数は100以上あったので、結果、タグもかなりの数になりました。
今日書きたいのは、このタグ付け作業が、僕にとって大切な作業であり、大きな発見があったという話。
そうだ、タグをつけよう
なぜタグ付け? 暇なの? そう、暇でした。
でも暇な時こそできないこともあります。
タグってとっても大切なのです。タグがあれば、ゴミみたいなメモも、意味のある編集ができるようになります。
30文字のメモがあったとします。1つのタグしかなければ、1つの活用しかできませんが、10のタグをつけられれば。10通りの編集ができます。
今までDraftsではタグをほとんど使っていませんでした。これまで蓄積してきたメモたち。どう編集できる?どう活用できる? 考えてみたくなったのです。
思わぬ発見があった
タグ付の作業は2〜3時間におよびます。
全てのメモにタグをつけるために、全てのメモを見返すことに。すると自分のメモには、ある傾向があることに気づきました。
憧れ、焦り、不安がトリガーになったメモがたくさん出てました。何かに掻き立てられてメモを残すことが多かったのです。あの人みたいになりたい、これをやらなきゃ、このままだと生き残れない、などなど。
自分らしいタグを発明する
私には、1つのこだわりがあります。
大切なことは、自分らしい言葉でグルーピングすること。決して借り物の言葉を使わない。タグのネーミングにはこだわりました。
自分が強烈に憧れを持ったり、やらなきゃ!と高揚感が出たときにつけたメモには「心がざわついたもの」という名前のタグをつけるようにした。
不安や焦りを覚えたときのメモには「生き残るために」というタグをつけた。
心の操縦方法がわかってきた、発見がのメモには「心理的な辛さと向きあう」というタグにしました。
つけると心が楽になる
特に「心がざわついたもの」と「生き残るために」の2つのタグがお気に入りです。
自分にはできない、素晴らしいことをやっていた人のエピソードを聞くと、心がざわつきます。すごい!いつか自分もこうなりたい!と。
しかし、です。この歳になると、憧れという感情が、のちのち毒になることを理解しています。自分にないものを求めると、時間差で自己肯定感が下がっていく。それはいけない。僕がやるべきは、自分の武器で戦うこと。
「心がざわついたもの」とタグ付することで、憧れの感情を客観的に見つめ、距離をおくことができるような気がしてきました。
「生き残るために」というタグもお気に入りです。勝間さんのサポートメールを読みながらも、このままでは自分はまずいのではないかと焦ることがある。そんな時は、感じたことをメモし、「生き残るために」とタグをつける。
すでに満たされているのだ
しかし、です。
冷静になって考えると、私も(そして読者のアナタも)、既に優秀です。私たちが生き残れないということは、そのほかのたくさんの方々も生き残れないことになります。
それはあるべき社会じゃない。正しくない。なんとか自分だけ生き残ろうとするのではなく、全員で生き残ろう。成功の果実を分け合おう。誰一人取り残さない社会を目指す動きをしよう。
こう考えると「生き残らなければ」という強迫観念が、スッと消えていく感覚になりました。
誰も取り残さない社会をつくる。この発想は、台湾のデジタル大臣、オードリー・タンさんの掲げたビジョンから拝借しました。どうやってみんなの課題とし、一緒に解決していくか。私1人の問題ではなく、みんなで解決する課題になる。みんなで解決する課題であれば、私たちは1人じゃない。社会とつながっていける。
ブログを残した理由
回りくどくなってしまいました。
これを書いたのは「自分はリソースフルだ」ということを、未来の自分が忘れないようにするため。
私は満たされているのだから、自己肯定感を下げる「憧れ」の感情とは、うまく距離をとって付き合おう。それに、私1人が生き残れない、なんてことはない。私が生き残れないということは、他にもたくさん生き残れない人がいる。それは社会課題。協力して乗り越えていこう。
自分は1人ではないのだ。