kaitoの日記

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近藤麻理恵(こんまり)さんのキャリアを調べたら、仕事の本質が詰まりまくっていた

会社を辞めて自分でビジネスするなら?と考えることが最近ふえました。何をやるかは決まってませんが、ビジネスするときに参考にしたい人物が1人います。

近藤麻理恵さん。片付けコンサルタントのこんまりさんです。

今では有名なこんまりさんですが、2010年に本を出版し、TVに出演するようになる前までは無名の片付けコンサルタントでした。こんまりさんって、どうやって成功したのでしょうか。

よく考えてみると、「片付け」だけでこんなに有名になれるのは不思議です。片付けなんて、誰でもできます。こんまりさんが出てくる前にも、整理整頓アドバイザーはたくさんいました。にも関わらず、こんまりさんはここまで有名になった。なぜなのでしょうか?

このことが気になって、今日はこんまりさんが大ヒットする2010年までの生い立ちを調べていました。めっちゃ面白かったです。一言でまとめると、こんまりさんは「成功は後からついてくる」タイプの仕事の広げ方をしていました

今日は、こんまりさんから学ぶ働き方について書いていきます。

 

どうやって片付けコンサルタントになったの?

こんまりさんは、小さいころから片付けが大好きでした。小学生低学年で、主婦向けの雑誌を愛読。家中のモノを勝手に捨てて怒られることもあったようです。

転機は大学進学後に訪れます。片付けが大好きすぎて、友だちの家に行くたびに、友だちの家の片付けをさせてもらってそうです。片付けさせてもらうのが趣味になっていました。そうするうちに、「片付けを頼むとめっちゃ綺麗にしてくれる人がいる」と評判をよび、ついには、全く知らない人からメールで「家の片付けをお願いできないか」と依頼が来るほどになりました。

しばらくずっと無料でやっていたそうですが、「お金をとって仕事にしてみたら?」とアドバイスされたことをきっかけに、片付けコンサルタントとしての仕事が始まります。

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私が面白いなと感じたのは「評判をもらうことが先だった」という点です。

元々片付けが大好きすぎる彼女が、友人の家の片付けを手伝うことで、どんどん洗練されていき、片付けの品質がどんどん上がっていったのでしょう。

お金が稼げて、口コミで紹介が舞い込む水準になるまで、自分の実力とサービス品質を高める。目の前のクライアントに提供する価値を磨きつづけた結果、「片付けを仕事にできる」という成功が後から付いてきたのです。

 

どうやって本を出版したの?理由は?

こんまりさんのの知名度を格段に引き上げたのは、間違いなく本の出版です。これをきっかけにTV出演もしましまたし、本も多言語に翻訳されるほど大ベストセラーになりました。

本を出すと箔がつきます。ビジネスの信頼度を上げるために本を出す人はたくさんいます。彼女も普通の人と同じように、成功を狙って本を出版したのでしょうか?有名になってやるぞ!という野望があったのでしょうか?調べてみると、そうではなさそうだと言うことがわかりました。

2009年にリクルートを退職し、片付けコンサルタントとして独立を果たします。大学時代の実績もあって、彼女への依頼は半年待ちの状態だったようです。

ちなみに有名「ときめき」が生まれたのも、この頃でした。いつまで経っても捨てられないクライアントにふと「それを持っていて、ときめくの?」と問いかけたことから生まれたフレーズでした。

話を元に戻します。半年待ちの状態だったこともあり、クライアントから「先生の片付けを本で学びたい」と要望をもらいます。それならば本を出すかと決心し、

出版セミナーで、書籍作りのノウハウを勉強。セミナー最終日の出版社へのプレゼンを経て、オファーを出した出版社と一緒に『片付けの魔法』の出版社にこぎついたのです。

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私が面白いなと感じたのは「書籍化の要望が先だった」という点です。

名前を売るために本を書いているわけじゃないなく、すでに十分実績もあって、本を書いたら買ってくれる人もいた。つまり「本を書いて出版する」というのも、後からついてきた成功だったのです。

以上、まとめに入ってきます。

 

こんまりさんから学ぶ、仕事の広げ方の本質

こんまりさんの仕事の広げ方を見ていると

・評判をもらうのが先、独立はその後
・要望をもらうのが先、出版はその後

というようになっています。仕事の品質が高いから、評判が評判を呼び、成功が後からついてきています。成功するやり方を模索したのではなく、目の前のお客さんに真摯に向き合い続けた結果、独立や出版に至ったというわけです。

一般的に、私たちは成功のネタを探します。どうやったら転職が成功する?副業はどうするのがいい?どのプラットフォームを使えばいい?セールスコピーはどうしたほうがいい?など。

彼女を見ていると、そういった疑問は本質的ではなく、とにかく価値を上げ続けることが大事なんだと気付かされます。

価値が高ければ、勝手に売れていく。転職だろうが、副業だろうが、サービス作りだろうが、本質は変わらない。まずは評判を作れ。そして要望をもらえ。

こんまりさんの背中から学べるのは、本質的な仕事の広げ方でした。

 

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記事は以上になりますが

過去にも、こんまりさんの記事をいくつか書いています。

 

こんまりさんの記事の中でも、特にお気に入りの記事です。

 

こんまりメソッドをよく知らない人は、こちらも参考に

 

 

片付けの魔法、は名著です