kaitoの日記

自分らしく行こう!

料理を身軽にしてくれたコンテンツたち

料理研究家土井善晴さんの「一汁一菜でよいという提案」、刊行から数年たった今も色褪せず素晴らしい。私は4年ほど前、本が出てすぐ読みました。料理を気楽にしてくれた本。めっちゃ影響をもらいました。実践もしましたし、血肉になった。

 

 

この記事は、もともとは「一汁一菜でよいという提案」の素晴らしさを書く予定だったのですが、途中で方向転換しました。本の要約は私じゃなくても、他にもたくさんの人が書いている。それに「一汁一菜でよいという提案」はすでに有名です。内容をわざわざ説明するまでもありません。それよりも、「私にとって料理を楽にしてくれたコンテンツ」をまとめるほうが、よっぽど自分らしい記事になるなと考え、方向転換することにしました。

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今日まとめるのは、「料理を楽にしてくれたコンテンツ」。料理ってこれくらい手抜きでいいんだ、と肩の荷をおろしてくれるようなコンテンツです。

 

【1つ目】

過去に書いたこちら記事で「強火をやめると、誰でも料理がうまくなる」という本を紹介しています。料理の味は、塩の分量だけ気をつけていればいい。醤油を大さじ2杯いれて…みりんを1杯いれて…お酒を0.5杯入れて…とレシピを覚えるのは大変。だから料理がめんどくさくなる。でも実は、覚えるべきはそこじゃない。塩の量さえ気をつけよう。世界共通の調味料は塩。塩加減さえ気をつければ、料理は成立するのだ!という気づきを得た喜びをまとめています。

kaito87.hatenablog.com

 

【2つ目】

黄金頭さんの記事。バズりにバズったから読んだ人も多いでしょう。「野菜を食べられないと言い訳するまえに、まずはキムチ鍋を作れ、そして食え」。私は衝撃をうけた。こんなに簡単でいいのか。そうか、鍋って万能なんだ。困ったら鍋にすればいいのか。そうすれば野菜も食べれる。肉も食べられる。ヘルシー!! 健康!! 最後にご飯も混ぜればいい。それから、毎年冬はキムチ鍋をヘビロテしています。

goldhead.hatenablog.com

 

【3つ目】

ここでようやく、冒頭でも触れた一汁一菜が登場します。料理の基本の型。一汁とは、具だくさんの味噌汁。一菜は、ご飯、ないしは肉・魚のメインディッシュ。野菜不足を感じたら、お味噌汁にお野菜を入れておく。物足りなく感じたら、ご飯に何かをのせたり混ぜたりする。これで迷わない。(本を買わずとも、この記事をよむだけでよい。土井さんの主張が詰まってる、いいインタビュー記事です。)

kokocara.pal-system.co.jp

 

余談ですが、この料理本も良かったです。「ご飯」と「汁」だけ、という縛りプレイでどう美味しく料理に奥行きを出すのか研究されている本です。まさに一汁一菜信者のためにあるような本。表紙が既に美味しそうでやばい。

 

以上3つが、「私にとって料理を楽にしてくれたコンテンツ」です。これらを要約すると「塩加減にだけ気をつけて、野菜は鍋・スープにしてたくさん取ろう。大丈夫だ、2品もあれば立派な献立だ、何も問題はない」という教えになります。3品も4品もつくって、たくさんの調味料をまぜて複雑な味をつくる料理、から一歩先に踏み出した、自由で身の丈にあっていて継続的な料理をつくるきっかけを与えてくれた、大切なコンテンツたちです。