紙皿・紙コップ生活してました
皿洗いが本当に嫌い。皿洗いを抹殺したい。
そうだ、紙皿と紙コップで生活すればいいじゃん。素晴らしいアイディアだと思いました。食べたらそのまま捨てればいい。洗い物はフライパンや包丁だけになる。やった!天才!これで皿洗いの呪縛から開放されるぞ~
…という感じで、数年前、紙皿・紙コップ生活をしてたことがあります。
たしかに皿洗いから開放されました。紙コップは特に良かったです。妻も私もたくさん飲むので、グラスの洗い物は多かった。でも、紙皿なら捨てるだけ。楽ちん!便利でした。
でも、紙皿・紙コップ生活は、しばらくして終焉を迎えます。寂しい気持ちになりました。なんか美味しくない。味わえない。物寂しい気がして、最初に紙皿を普通のお皿にもどし、1年後くらいに紙コップも使わなくなりました。
※紙コップ生活は、なんだかんだ便利だったので、1年以上続いたのです。
人は情報を食べている
人間の脳って本当に適当です。本来、紙皿も、普通の皿も、料理の味に変化が出ることはありません。でも、味わえない。不思議です。
人は情報を食べている、という名言もあります。つまり、味そのものを楽しんでいるわけじゃない、ということ。人は、雰囲気を楽しんでいる。会話を楽しんでる。だから、紙皿にするとそれだけで味が落ちてしまう。
というわけで、取り組み自体は失敗だったのですが、収穫もありました。お皿にこだわるようになったのです。
脳のバグをつかって幸福になろう
こういう本をかいました。「うつわ使いがもっと楽しくなる本」。
お気に入りの作家さんが出来たので、Instagramをフォロー。この前、東京で個展をひらいていたので、そこに行ってお皿を買いました。
お盆も買いました。真っ黒。フォークやナイフをセッティングし、お気に入りのお盆と器に料理をのせると、それだけで美味しく感じます。テンションがあがります。人間の脳って本当に適当です。不思議です。
つまり、味はいっしょでも、ちょっと器やセッティングを変えるだけで食事の満足度があがって、人生の満足度があがるということ。これはもう、脳のバグだと思っていますが、良い方に使っていって、日々の暮らしを丁寧に。人生を豊かにしていきたいですね。