kaitoの日記

自分らしく行こう!

サピエンス全史、読み終わりました

2022年の目標の1つである『サピエンス全史を読みとおす』を、2ヶ月前から少しずつ進めておりまして、先日やっと完了しました。

2022年の目標 - kaitoの日記

今年の正月に「気になる厚い本読もう!」と思い立って、『21世紀の資本』『サピエンス全史』『人体600万年史』の3冊をチョイス。経済・歴史・人体の本なので、読めれば少しは世の中への理解も深まるハズ、という目論見でした。

実際に『サピエンス全史』はめちゃ面白い本でした。

とにかく衝撃だったのは、人類の繁栄・進化は、1人1人を幸せにすることはなかった。むしろ逆に不幸せを産んでいるのではないか?という指摘でした。

性欲があるから新しいパートナーを求めて子どもがたくさん生まれるようになったけど、決して欲が満たされない体になった。農業が広まったら寿命は伸びたけど、かわりに先々のことを気にしたり、不安に駆られるようになった。自由が生まれたら解放されたけど、かわりに自分のことは自分で決めなきゃいけなくなった。人類はこれまで、たくさんの発明・革命を起こしてきたけど、私たち1人1人の幸福は、種全体の繁栄のために、むしろ犠牲になっているのかもしれない。

とにかく人類が繁栄するほど、むしろ自分の幸せは損なわれてしまう。自分の幸せには自分で責任をもたなくてはならない、というのが私にとっての重要な示唆でした。

こういう、とにかく斜めの悲観的な視点で歴史を眺めて見るというのも、それはそれで面白いですね。次はもうちょっと甘味の効いた、楽観的な視点で歴史が編まれた本を読んで見たいです。

Midjorney|happiness only real when shared

「幸せ」ということで、私が好きな映画『Into The Wild』に登場することばを投げ入れてみた。意外といい絵が出てきたぞ…!