kaitoの日記

自分らしく行こう!

人生の有限性を意識する

いかに人生の有限性を意識するか。つまり「人生って短いよね」ってことを、どうやればもっと強く感じられるのでしょうか。親しい人が亡くなる、大病を患う、などで人生の有限性を意識できるようになった人もいるでしょう。幸か不幸か、私にはそういった経験はありません。

そんな私ですが、「大切な人と一緒にいられる時間」を最近意識するようになってから、時間の使い方がちょっとずつ変わってきた気がします。

 

たとえば両親。私は両親が大好きです。父は今70歳。ちょっとずつ体が弱ってきました。日本人男性の平均年齢は81歳なので、あと10年ちょっとは生きているでしょう。しかし、健康寿命はもっと短い。75歳になると、3人に1人が要支援・要介護認定をうけます。また、支援対象じゃなくても、体力が衰えて遠出する機会がなくなる。元気がなくなる。こう考えると、一緒に旅行に行けるのはあと2~3年以内。長くても5年以内くらいかもしれない。

75歳になると、3人に1人が要支援・要介護認定される。この事実はもっとたくさんの人に知られるべき事実です。

75歳以上の3割は要介護! 親の介護はすぐそこに/離れて暮らす親に介護が必要になったときに読む本 | 毎日が発見ネット

 

子どもはどうか。今0歳の娘が、親を慕ってくれるのは、たぶん小学生くらいまででしょう。中学生になったら、親よりも友だちのほうが大切になる。親父である私はキモイ・クサイと蛇蝎のように嫌われるかもしれません。口も聞いてくれなくなるかもしれません。これは、ヒトの発達上、しょうがないことです。矯正することはできません。子どもとキャッキャして楽しめる時間は、10年後にはなくなるかもしれません。

 

きっと私自身は80歳まで生きるのでしょう。しかし、たとえば両親といっしょに子どもの子育てをする、両親もいっしょに子どもと旅行をして思い出をつくる、といった時間は、この2~3年しか取れないかもしれません。親に何か感謝して思い出を残せるのもこの2~3年でしょう。

こうやって整理していくと、今この時間が、とてもとても貴重な時間のように感じられます。それこそ1億出したって、この貴重な時間はあとから返ってこない。それでもなお、人間は「緊急度がたかく重要ではないこと」に時間を取られてしまうもの。でも、本当にこれでいいのか、自分は何がほしいのか、都度たちどまって、人生を後悔することのないように振り返って行きたいものです。

 

…ということを、このエントリを見ながら考えていました。とても良い記事でした。

yufulalala.hatenablog.com

 

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early morning of Shibuya Scramble Crossing,very detailed, oil canvas