メモるのは、楽しい。社会人はメモするのが義務化されている風潮がありますが、メモは義務ではなく、楽しむものです。
「メモるのは楽しい」を実感できるようになるにはコツがありまして、それはメモをたくさん取ることではなく、メモをたくさん見返すようにすることです。
その工夫として、見返したくなることをメモるのがおすすめで、たとえば感謝したこと・感謝されたことのメモを貯めていくと、見返すたびに豊かで幸せな気持ちになります。幸せに感じた瞬間、でもいい。仏教には功徳を積むという言葉がありますが、他人にも自分にもポジティブになる出来事を功徳とみなし、積み上げるようにためていくとメモを見返す回数がふえ、「メモは楽しい」と感じられるようになります。
また、ノートをカラフルにする、メモアプリをスマホTOPに置く、過去のメモをお手入れする、タグを付ける、などもメモを見返すには効果的です。メモを開くたびにポジティブな気持ちになるように工夫していきます。
つまるところ、メモとは自分との対話であり、自分と対話することはエンタメなのです。ビジネスマンも、スポーツ選手も、出家した禅僧も、みんな自分との対話を楽しんでいます。
楽しみさえすればいいので、何でもメモすればいい。ふと湧いた感情、映画や本の感想、降って湧いたアイディア、手書きのイラスト、Todoリスト、なんでもいい。
「メモる」というのは、過去のメモを見返し・お手入れしていくことを含みます。ちょうど植物に水をやって肥料をあたえるように、毎日少しずつ手入れをして、自分だけの世界に仕上げていくイメージでやるとメモは楽しくなるし、自分との対話の質もあがっていくはずです。