kaitoの日記

自分らしく行こう!

人生を豊かにするためには、なるべくたくさんの人と「共感の交換量」を増やすのがいいんじゃないか

やや極端な表現ですが、最近、私が職場に行く目的は「人と話するため」になってきました。

いやいや。職場に行くのは仕事するためだろう?というのが一般的な感覚だと思うのですが、私の場合「たくさんの人と雑談して共感を交換するために仕事に行く」が感覚的に近いのです。

もちろん暇な仕事じゃないので、やることはたくさんあります。それは当然こなしていきます。でも目的は、仕事で成果を出すことじゃなく、仕事を通じて辛さに共感したり喜びを分かち合ったりするのが、職場にいる理由になっているのです。

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私たちは、なぜ仕事で成果を出したいと願うのか。

やりたいことがあるから、という人もいるでしょう。給料をあげたいから、という人もいるでしょう。でも私の場合は「認められたいから」なんですよね。私の存在を承認してほしい、他人から必要とされたい、というのが私を駆動させるガソリンとなってます。

人から認められるのに、実は成果は必要ではない。自分から、積極的に人と雑談して「わかるー」とか「よかったねー」とか、共感を交換していけば、自然とあとから「認められたい」という気持ちは満たされていていきます。

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結局、人生の豊かさとは何か?という話になるのですが、

お金がどんなにあっても、私は幸せになれない。もちろんお金は必要です。しかし、お金は交換して初めて価値が出るものです。上手なお金の使い方があれば、下手なお金の使い方もある。お金自体に価値があるわけではなく、お金をつかって自分が価値を感じるものに転換していく。これが人生の豊かさです。

もっというと、人生はお金をいかに上手につかって、自分が喜ぶものを見つけていくかを探索するゲームだと思っています。お金を貯める方法には原則がありますが、使い方には正解はありません。逆に不正解もない。いろんなことにお金をつかって、自分の心が豊かになる使い方を探っていくことに、人生の楽しさ・奥深さがある。

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お金ではない人生の豊かさとは何か。それは「共感の交換」だと思います。

家族と共感の交換を増やすのはもちろん、家族以外の友人・知人・同じ価値観を共有する仲間と、共感の交換を増やすこと。それが結局は「社会とつながっている感」を私たちにもたらしてくれますし、巡り巡ってセーフティーネットになったり、未知の領域を歩くときの水先案内人になってくれます。

私たちは感情の生き物で、社会的な生き物ですから、たった1人で幸福を噛みしめることはできません。

私の好きな映画『Into The Wild』の最後のシーンで「幸せとは、分かち合いの中にしか存在しない」という言葉があるのですが、まさに、他人と自分とで何か特別な体験を共有することが、人生の豊かさを決定すると思うのです。

特別な体験とは、本当にささいなことでよくて、それこそ、いつも自分1人で食べているファミチキを、家族と一緒に食べる、くらいのものでいいのです。そうやって「おいしいねー」という共感を分かち合う、つまり共感を交換することが、私の中で「豊かさ」であり、この量を増やしていくことが、すなわち私の豊かな人生なんだと最近考えています。