kaitoの日記

自分らしく行こう!

睡眠と運動こそが、メンタルケアの一丁目一番地

今でこそ私は、1日7時間睡眠をし、週末はせっせとウォーキングに励む生活ですが、3~4年前は真逆の生活でした。寝るのは夜2時過ぎ。運動はほぼゼロ。

当時の私にもし会えたら、「睡眠を生産性で考えるな」「走らなくていい。歩け」の2つをアドバイスしたい。

睡眠を生産性で考えてはいけない

まず、睡眠を効率で考えてはいけない、について。

当時の私は睡眠によって生産性があがるわけない、と思っていました。睡眠時間が1時間ふえると、仕事できる時間が減ります。そんなに簡単に生産性なんてアップしない。どんなに寝てもタイピングの速度は上がらないし、エクセルの関数組み込み力は向上しない。だから寝る時間を削るのがいいのだ。と。

そんな当時の私に「生産性という次元で睡眠を捉えてほしくない」と諭したい。

睡眠のメリットは、小さなことを心配しなくなること、問題が発生したときに食らうダメージ量を少なくすることです。睡眠すると、たしかに作業時間は減りますが、代わりに心の平穏が手にはいる。この「心の平穏」は、現代社会だと何物にも代えがたい貴重リソースです。お金よりも大切です。

心の平穏がない状態というのは、余裕がなく常に不安につきまとわれる状態です。正常な判断はできない。失敗すると、もっと失敗を恐れるようになる。

正解がない、不確実な社会を生きるために、失敗の1つや2つは気にしていられません。だから、睡眠というのは生産性うんうんという話では語れない。「とにかく寝ろ。話はそれからだ」と伝えてあげたいです。

走らなくていい。まず歩け。

次に「走らなくていい。まず歩け」について。

運動というと、ジムでの筋トレやランニングのイメージがあります。当然、ジムにもいったことあるし、ランニングもやったことがある。でも続かないのです。痛い、苦しいのは嫌だ。筋トレしたって何になるの?運動しても時間が減るだけでしょ?と思っている。だからやらない。

そんな当時の私に「歩くのも立派な運動だ」と諭したい。

前述したように「心の平穏」が、現代の最も貴重なリソースです。とにかくこれが確保できれば、お金の話も、人的資源の話も、波及的によくなっていく。逆に心の平穏がなければ、空回りしてしまう。

運動のメリットは、嫌でも「心の平穏」を手に入れてしまうことです。人間というのは不思議なもので、ウォーキングしながらネガティブなことを考えることはできません。景色が前から後ろにながれていくため、前進している錯覚を起こすためらしいです。

運動のメリットは、筋肉が大きくなるとか、持久力が上がるとかで語られますが、そんな先のことは考えなくていい。継続したら自然とついてきます。それよりも、運動することで、その日は必ず心を穏やかに、前向きになれる。だから「とにかく外にでて30分あるけ。話はそれからだ」と伝えてあげたいです。

 

以上、睡眠と運動が大事、と世の中でいわれていることを、私の言葉で解釈してみたことになります。書きながら改めて感じたのは、現代社会でもっとも大切なのは、時間でもお金でもなく「心の平穏」「心の余裕」である、ということ。

よく「時間がない」「お金がない」と言われますが、本当は時間やお金がないことが問題ではなく、心に余裕を持てていないことが問題なのではないでしょうか。

心に余裕があり、正しい知識があれば、時間やお金の欠乏は、自然と解消されていくものです。あるいは、解消されなくても、解決する突破口を考えられるようになるものです。

とにかく心の余裕をもて、そのための睡眠と運動だ。

数年前の自分に、ぜひ伝えてあげたいメッセージです。