NHKの『混迷の世紀』シリーズ、おもしろいです。
#NHKスペシャル#混迷の世紀 第4回
— NHKスペシャル公式 (@nhk_n_sp) 2022年12月2日
世界フードショック
揺らぐ『食』の秩序
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世界の食料需要を支えてきた“自由貿易体制”が、ロシアのウクライナ侵攻によって岐路に立たされている。
現地ルポなどから日本の食料安全保障について考えます。
ロシア・ウクライナ問題が、どう世界に影響を与えるのか。日本はどうするのか?を考える番組で、今回で4回目。
ロシア・ウクライナ問題で穀物の価格が高騰しているため、アメリカやカナダの農家も「これから穀物の価格があがるから、今売るのはやめておこう」と”売り控え”が起きているようで、そのため家畜のエサの価格も高騰し、生産者がいよいよ価格をあげなければならない状況になっているようです。
面白いなと思ったのは、生産者は上げたいのに、卸や店舗が値上げを受け入れない。「消費者が、急激な価格上昇を受け入れてくれないだろうから」というのが理由らしい。希望の価格で買ってくれないから、生産者が割を喰い、つくればつくるほど赤字になる生産者が増えている、ということ。
さらっと値上げできる会社ばかりだと思っていましたが、そうではなく、値上げしたくてもできない会社も多いのですね。びっくりしました。
きっと生産者も、買付てくれる会社が複数あったなら、スムーズに価格転嫁できたのでしょう。でも、取引先が1社とか2社しかないと、価格決定権が自分たちにはない、ということになる。
本当に価格決定権って大事ですね。単なる下請け・孫請けの会社なら、価格決定権は自分たちにはありませんから、インフレになると自分が真っ先に割を食う。でも、価格決定権があれば、価格改定後も、問題なく発注してくれる。実力を認めてくれる。
価格決定権って、ほんと大事なんだなというのを学んだ映像でした。