kaitoの日記

自分らしく行こう!

男社会が、実は男自身の首を絞めてる

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警察がまとめている、日本の自殺者数の統計データがある。これ見て思うのは、


え、男、死にすぎじゃない?
なんですーっと男ばっかり死んでるの?


ということ。統計は1987年から2020年まで。男性の自殺者数が、女性に比べて常に1.5倍〜2倍も高い。

 

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男性がこんなに死にやすいって、みんな知ってた?


生きづらさ・貧困といった社会問題は、女性にスポットが当たることが多い。就職できない・賃金が安い・行政の支援が届かない。女性が社会的なサポートが十分に得られていないのは、男性社会の問題だ、と言われている。


男性社会ってのは、男に生きやすく作られている。本来なら、男性の方が自殺率が低いはず。男性社会というくらいだから、少なくとも男性には生きやすい社会であるはずなのに、現実はそうではない。なんでなんでしょう?不思議。


しかもさ、97年ごろの自殺率の急増、やばくない?

 

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グラフだと一気に上がっているから、一見するとわかりづらいけど、もともと多い男性の自殺者が、97年から99年にかけて、さらにたくさん死んでいる。上がり幅は1.5倍。女性の上がり方は1.2倍もないのに。


この頃は、山一證券が破綻するニュースもあり、日本中が大不況だった。1年で1.5倍も自殺者が増えるほど、日本経済がやばかった、これを人が死ぬほど経済が荒れてしまったことに理由を求める、つまり「経済の問題だ」と捉えることもできる。でも私の考えは違う。ちょっと経済が悪くなったくらいで1年で1.5倍も自殺者が増えるほど男性社会ってやばい。つまりこれって「男の生きづらさの問題」なんだよね。


でもさ、男の皆さん、この感覚ないでしょ?この社会、実は男の方が生きづらいんじゃないか?って言われて、感覚ある?


最近、METOOとかジェンダーという言葉をよく聞くようになってきた。以前までは私も「まぁ、男女平等って大事だよね」くらいにしか思っていなかった。解決すべき問題だとは思うけど、別に自分には関係ないな、くらいの感じ。私だけじゃなく、男は大体そうなんじゃないかと思う。


そりゃ、自分とは違う属性の集団がどんなに声あげても、自分のことじゃないと興味持てないよね。


でもさ、
最近私は、ジェンダー問題は女性の問題じゃなくて、むしろ男性の問題じゃないかと考えています。男性側が女性のためになんとかすべき!という話ではなくて、「男性である私たちが、自分たちの生きやすい世の中を実現するために必要」ということ。

男社会って、実は男である私たち自信の首を絞めてる。男性社会に生まれた男は、自殺しやすくなる呪いを自分にかけている。そう考えると、なんか色々考えちゃうとこ、出てくるし、ジェンダー問題を見る目は変わってくる。


以上、男は、自分で自分の首を絞めてるんじゃないか?という話でした