kaitoの日記

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もし自分がユダヤ人だったら…。コテンラジオ『ヒトラー』回の感想

コテンラジオの感想です。ヒトラーの回を聞き終わりました。

S08.ヒトラー | 歴史を面白く学ぶコテンラジオ (cotenradio.fm)

 

ユダヤ人が虐殺される話あたりは、ちょっとキツかったな!でも、面白かった。印象に残ったことを整理してみました。

 

まずはホロコーストの悲惨さ

特に辛かったのは、あるユダヤ人が、収容所で虐殺された同じユダヤ人の死体の処理を仕事として任されていて、その中から妻と子供の死体を見つけた人がいた、という話。

ううう、、キツい、、、思わず自分の妻と娘の顔が目に浮かびました。本当に辛い経験をした方がいたんですね。遠く離れたドイツで、さらに70年以上前の話ですが、他人事とは思えない、胸が締め付けられる思いがしました。

 

2つ目は、ヒトラーは全然能力なかった!という話。

政治力がないし、現状認識能力もない、人の気持もわからない。ただ、弁舌の才能だけがめちゃくちゃあった。口が上手いだけの人間なのに、当時のドイツ国民に広がる閉塞感が、それがヒトラーを独裁者におしあげた。彼がライジングしたのは、当時のそういう土壌があった。

無能な人が独裁者に上り詰めるなんて今じゃ信じられないけど、本当にいろんな条件が偶然に重なり合って、ヒトラーが生まれたんですね。

 

3つ目は、未来は読めない、ということ。

当時、もし自分がユダヤ人だったらと考えてみます。優秀であるとか、いい人であるとかはまったく関係なく、きっと不条理に殺されていたでしょう。

もし生き残っても、仲間を殺したのは誰かと、怒り狂うかもしれない。確かに悪いのはヒトラーだろうが、ヒトラーはただ、弁舌が上手いだけの人であり、指導者まで持ち上げた土壌があったし時代背景があったんだということ。

歴史のダイナミズムの中で、不条理に人は傷ついたり殺されたりする。良いことしているとか、偉い立場だからとか、能力があるとか、そういうのは一切なにも関係ないんですよね。

 

まとめると、本当に人間一人の力は本当にちっぽけで、時代という大きな流れには、身を委ねることしかできないわけです。どんなに努力しても、打ちひしがれることもあるでしょう。絶望することもあるでしょう。それでも、前向いて生きていきたい。そう思わせる回でした。

 

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