kaitoの日記

自分らしく行こう!

今の職場と仕事を楽しむために、私がこの1年半でやってきたこと

ほんと久々のブログだ。最後に投稿したのは43日前。最近Threadsやnoteを本名で始めており、そっちのほうが忙しい。はてなブログはすっかり開かなくなってしまった。けど、はてなブログは匿名で2018年から細々と続けている、私にとっては大切な発信場所の1つだ。久々にブログが書きたくなって、もどってきた。

何の話かと言うと、今けっこう仕事がたのしい。

1年半前、私は今の職場に見切りをつけてフリーランスになろうとしていた。しかし、上司と話して考えが変わり、今の職場でもういちど頑張ることにした。

退職をきめたときのエントリと、今の職場で頑張ると決めたときのエントリがそれぞれ残っている。もしよかったら見ておいてほしい

頑張ると決めたのだが、最初から楽しかったわけではない。さまざまな試行錯誤があった。で、ようやく最近その努力が実って、仕事が楽しくなり始めている。今日はその試行錯誤を簡単に振り返ってみる。

一緒に働く仲間を大切にすると決めた

頑張ると決めて最初にやったことは「仲間を大切にしよう」と決めたことだ。これまではSNSで承認されることばかり望んでいたが、それをやめた。代わりに、社内の発信量をふやした。

発信してるのは、私の仕事の考え方や、仕事で辛い時の立ち向かい方、といったテーマだ。私自身が仕事マッチョではないからこそ、「こう考えたら楽になるんじゃない?」と発信することで、誰かの役に立てるのではないかと考えた。

発信してみてわかったことは、仕事を前向きにとらえるポジティブな私の考え方が、意外と多くの人に影響を与えていたということだった。一緒に働いているのは、私よりも若い人たちばかり。年次の高い私が自分のことばで仕事の考えを語ると、意外な人から意外な反響がもらえたりする。影響力がおもったよりも広いことが確認できた。

コミュニケーションをイチから学んだ

人といっしょに仕事をすることが増えたタイミングから、あらためてコミュニケーションを再度学ぶことにした。YouTubeで「聞く力」とか「話し方」で検索し、ヒットした動画を片っ端から聞いていった。一番役にたったのは中田敦彦YouTube大学。人間関係の再生リストは、何回も聴き倒した。

理解したのは「人は承認されるために生きている」ということだった。みんなが承認を求めている。でも、承認する人はすくない。承認されてようやく、人は話を聞いてくれる。当たり前だけど、大切な事実だった。

明確に行動を変えたのが3つあり、「挨拶すること」「まずは話を聞くこと」「上機嫌でいること」だ。私自身、第一印象で怖いとか冷たいとか思われることが多い。これは私に限ったことではなく、挨拶や笑顔をつかって「私はあなたの敵じゃないんだよ」と積極的にアピールしていかないと、人はデフォで「冷たくて怖い人」という第一印象になる。

上機嫌でいることは、意外と奥がふかい。「メンタルを安定させる自己コントロールができる」「胸を張って背筋を伸ばせている」「ネガティブな口癖を言わない」など、いくつかの良い習慣を身についた先に”上機嫌”という状態がある。上機嫌でいる、というのは頭が良いということなのだ。

こういったことに気づいて以降、人間関係がよくなるような習慣づくりに時間と労力を投資していった。「人を動かす」とかも読んだ。

コミュニケーションを勉強する投資対効果は想像以上にくデカく、副次効果として妻との関係性もさらに良いものになった。本当にやってよかった勉強だ。人生一番かもしれない。

毎日、紙に書いた目標を見た

コミュニケーションを学びおわって次に悩んだのは、どう組織を貢献していくかだった。私はマネージャーでもリーダーでもないのだが、そこそこ重要なポジションにいる。意思決定者ではない私が、どうやれば組織の成長に貢献できるだろうか。

経営?戦略?リーダーシップ?マネジメント?さまざま摘み食いしたし、ためにはなったが、どれもしっくり来なかった。そもそも私自身、1年後や2年後にどうなっていたい的な夢はない。ほしかったのは、目の前の仕事にもっと夢中になることだった。

成功者になるためには?的な本をいくつか読んでやってみたことは、まず「目標を紙に書いて毎日見る」ということだった。「喜ばれる人になりたい」と書いて、毎日の朝と夜の通勤時間に見返した。

毎日やっていると、だんだん内容が変化していく。喜ばれる人ってどういうことなんだろうな?という疑問がわき、自分が尊敬している元上司や取締役の顔が浮かんできた。彼らのようになりたいな…と思い、「Oさんのように、常に勉強する人でありたい」「Tさんのように、勝つことを楽しむ人でありたい」といった内容に変わっていった。

目標を実現する試行錯誤をはじめた

さらにしばらくすると、毎日見るだけではダメで、毎日目標を書くようにしよう、ということでジャーナリングを始めた。ジャーナリングしながら、不安や悩みを書き出していった。どうすれば実現できるだろう?と、目標実現や計画づくりのノウハウを収集しはじめた。目標を実現するためには、つまるところ認知バイアスとうまく付き合い、不安への対処をうまくやることが大事なんだなと理解した。

ジャーナリングは、いつのまにか毎日のTODOを書き出すノートにもなり、今日の目標、やることの優先順位、振り返りを1冊のノートにまとめて見るようになった。このあたりから、仕事がけっこう楽しくなってきた。

社内に尊敬できる人を見つけ、ロールモデルとして確定させた

私にとっての理想のビジネスマンは、元上司のOさんと、取締役のTさんだった。このお二人は昔から敬愛していたのだ、改めて「私ってどうなりたいんだっけ?」と自問自答したとき、明確なロールモデルとして、OさんとTさんの存在が私の中で確定した。

この「ロールモデルとして確定する」という作業が実はとても大事だった。確定したあとに、私はOさんやTさんの何を尊敬しているんだっけ?と自問自答する。おふたりとも能力はすごく高い。人間としての魅力もある。全方位的に素晴らしい人にみえる。その中でも特に、私が惹かれているのはどこか?と問う。「Oさんは、だれよりも勉強をしているのが素晴らしい」「Tさんは困難な状況でも、解をみつけることをいつも楽しんでいる」と尊敬ポイントが絞られる。

こうすることで、定性的に自分がどうなりたいのかを振り返られるし、何よりも「同じ社内ですばらしい人と働けて、私は本当に幸せだな」という気になってくる。OさんとTさんをロールモデルとし、自分の行動を理想にあわせてチューニングしていった結果、仕事をさらに本当に楽しめるようになった。

振り返りの方法を変えた

ここから、最近の話になる。

振り返りの方法も、ようやく最近「これかな?」と思えるものに着地した。私の仕事は、非定型業務なので1ヶ月前と今とで、ぜんぜん違う仕事をやっている。営業のように行動数や受注数で自分の実力を計測できるわけじゃない。仕事の質をどうやってあげていこうか、ずっと悩ましかった。

まずは使っている時間を記録ことから始めた。ざっくりと仕事の種類を4~5つに分け、毎日、どのカテゴリに何割くらい時間をつかったか記録していく。記録は30分単位。1週間で何に何割つかっているか、ザックリわかればいい。そういう気持ちでスタートした。

3週間くらい記録をつづけると「この仕事、意外と時間使えていないな…」と気づき始める。どうにか時間を増やせないか、質をあげられないか。あの定例MTG、ほぼ形骸化しているから抜けちゃおう、思考の時間はブロックして確保しよう、まとまった時間を区切ってもっと成果に集中しよう、といった形で、工夫の量がふえてくる。

「明日ってどんな予定がはいってたかな」「どう仕事ができるとよいかな?」というふうに、目線が先へ先へと伸びていく。受動的に仕事をする体質から、積極的に仕事をとりにいく体質に変わっていく。誰に言われたわけでもなく、自らこれをやっている。1年前と今とで比べると、かなり仕事が楽しいと感じるようになった。

まとめ+おすすめ本5冊

1500文字くらいで収めるつもりが、かなりの長文になってしまった…

まずここまで読んでくださったことに感謝を伝えたい。ありがとうございます。

恐らく読まれた方の印象として、1年半でこれらの出来事が順当に発生したと読めるかもしれない。実はそうではなく、変化がおきたのはここ半年3ヶ月くらいで、1年くらいは潜伏期間であった。歯車が噛み合ってきて、結果が出始めたのは最近の話だ。

好きなことを仕事に!という話が最近多いけど、今いる場所をまずは好きになるほうがいいんじゃないかなと私は考える。みんな、今の職場をえらんで入ってきたんだから、もっと今の仕事を好きになるのがいいんじゃないかと思う。好きな仕事をしたって嫌なやつはいるし、ブルシットな仕事は発生するからだ。

あなたが今の仕事をもっと頑張ろう!と感じてくれたら、このブログを書いた意味がある。

そんな方向けに、私がこの1年半で参考にさせてもらった手引書を5冊紹介したい。ちなみにアフィリンクなのだが、まぁ弱小ブログへの投げ銭だと思ってほしい。たしかにアフィだが、自分が本当に参考になった本を掲載している。

・・・

1冊目。 私の仕事の起点。「喜ばれる人になりたい」のコンセプトはこの本に影響されている。シンプルだけど強力なコンセプトだ。

2冊目。 コミュニケーションを変えるぞ!とさまざま読んだが、結局この本に落ち着く。「相手の立場になって考える」ことの大切さを学んだ。時々、再読している。

3冊目。 上機嫌になるための、さまざまな習慣がリストアップされている。たまに読み返して「次はこの習慣を意識してみようかな」と点検している。

4冊目。 目標を紙に書いて何度も読む、は「非常識な成功法則」を読んだのがきっかけだった。ほんとに変わるのかな~と疑問に思いながら始めたが、確かに効果があった。この本「だけ」で成功できるわけじゃないが、ドミノを倒す最初の1枚になったことは間違いない。

5冊目。 夢をかなえるゾウにも、「目標を紙に書いて読む」の大切さが説かれている。「非常識な成功法則」か、この本か、どちらか好きな方を読めばいいと思う。