kaitoの日記

自分らしく行こう!

せっかくもらった人生なのだから、棒に振ってもいい、くらいの感覚で行こう

ちょっと前に読んだ仏教の本に、こんな事が書いてありました。

「せっかくもらった人生なのだから、棒に振ってもいい、くらいの感覚で行こう」と。

ふつうは「せっかくもらった人生だから大切にしよう」になるはずですが、逆のことを言ってます。おもしろいですよね。

どういうことかというと、人生をうまく生きようとしても、たいていうまくいかないのだ。巡り合せで授かったこの命と人生、生まれてきたことに感謝して、それ以上は望まず、むしろ棒にふるくらいの感覚でやったほうが、気が楽になりますよ、生きているだけで儲けものなのだから、それで充分じゃないですか、という意味です。人生を大切にしすぎるのも、ほどほどにね、ということなんですね。

この教え、私はとても好きで、肩の荷がすっと降りる感じがします。

仕事も、成功したい・評価されたい、という気持ちでやると、失敗を恐れすぎて行動ができない。むしろ、どうせ自分は評価されないし、ずっとこの会社にいるわけじゃないんだし、のびのびと自分らしくやろう!と諦めるほうが、結果的にいい仕事もできるし、人間関係もうまくいくというもの。

私たちが過剰に失敗を恐れたりするのも、自分を大切にしすぎているから。そこまで大切にするほどの価値は自分にはないんだよ、もっと気楽にいこうぜ、Take It Easy。

人生を前に進める「勇気」とは、こういったポジティブな諦観の向こうに存在する気がするのです。