kaitoの日記

自分らしく行こう!

私もいつか障害者。だから、障害が問題にならない社会に近づけていきたい。

今日も昨日に引き続き、上野千鶴子さんの本の感想を書いていきたい。

昨日Audibleで聞き終わったが、もう一度よみたくなって、今日Kindleで購入してしまった。そして、仕事のあいまに読みなおし、大事なところにマーカーを引いた。

やはり素晴らしいなと思ったのは、認知症のお年寄りを施設に閉じ込めておくのではなく、認知症がいても問題にならないように社会のほうが変わっていかなきゃいけないよね、というノーマライゼーションの話だった。読んでてぐっときた。そうそう!そうなのよ!と私の問題意識ど真ん中のことを書いてくれた感じがして、嬉しかった。

なぜノーマライゼーションかというと、今は30代の私も、あと50年後には後期高齢者になる。きっと認知症になってしまうかもしれない。認知症になったら「私」はどうなってしまうのか気になるし、認知症になった私は社会から邪魔者あつかいされ、追い出されたり閉じ込められたりして、無下に扱われてしまうかもしれない。社会のお荷物になったら、生きていく価値はなくなる。それが怖いのだ。

だから、未来の自分のためにも、社会は認知症を受け入れてほしいし、認知症の人から尊厳を奪う社会にはしたくない、と思っている。自分は将来的に障害者になるのだから、未来の自分のためにも、障害者にやさしい社会であってほしい。

(本に書いてあるとおり)たとえ介護施設に入っていても、「ちょっと一杯飲みたいな」と思ったらお酒を楽しめる社会であってほしい。職員にアテンドしてもらって、近くの飲み屋さんに連れ出してもらえる社会であってほしい。

茶店でもレストランでも居酒屋でも図書館でもスポーツジムでも、介護士の資格を持っている人や認知症サポーターの研修を受けた人が働いていて、認知症が問題にならない社会になってほしい。

そういう障害が問題にならない社会の到来を私は待ち望んでいるし、そういう社会に近づくような何かしらの貢献をやっていきたい。これは結構本気でそう思ってるよ。