kaitoの日記

自分らしく行こう!

サ高住への投資は儲かるらしい。

最近、介護施設経営についてちゃんと勉強したくなってきた。

きっかけは上野千鶴子さんの「在宅ひとり死のススメ」。本によると、いまいちばん儲かる介護系ビジネスは、サ高住に外付けの訪問介護を入れ、そこにさらに訪問看護と訪問医療をつける、というものらしい。正直さっぱり意味がわからない。サ高住が、サービス付き高齢者向け住宅ということは知っているが、訪問介護訪問看護って何?なぜ外付けの訪問サービスを付けると儲かるの?など、ぜんぜん意味がわからない。だからこそ、興味がある。

意味がわからないのに興味がある理由だが、たしかに私が介護施設関連の仕事をしているからというのも大きいのだが、何より一番は死に執着したくないからだろう。執着があると、サ高住に入りながらも不安だからとあれやこれやのオプションを付けてしまう。でも、人間いつかは体が弱って死んでしまう。それなら、受ける介護サービスも医療ケアも最小限のものでいいと考えている。

死に執着したくないからこそ、それで儲ける介護ビジネスのからくりに興味がわいてしまった。

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というわけで、本日こういう本を読んだ。「サ高住投資の教科書」という本で、一般的な不動産投資よりもサ高住投資のほうが儲かるよと解説している。

著者によると、サ高住投資が一般的な不動産投資よりも儲かる理由はいくつかあって

  1. サ高住は、建設費用の1割を補助金で賄うことができるから
  2. 一般的に築年数の長さはデメリットだが、サ高住では築年数の長さは運営歴の長さであり、ポジティブに評価されるから
  3. 一般的に賃貸物件には駅近が求められるが、サ高住は入居者が高齢者ということもあり、あまり外にでないから、そこまで駅の近さは求められない

ということだった。補助金が出る話は知らなかったけど、ほかの2つは「本当にそうかな?」と疑問に感じる内容ではあった。一方、サ高住投資が注目をあつめていることは理解できたし、サ高住という施設形態そのものへの理解もふかまった。ウェルネスREITという分野も活発になっているようだし、今後も高齢者向け住宅への投資は活発に行われていくのだろう。

サ高住経営でいちばん知りたかった疑問への解消はまだできていないので、明日以降もすこしずつ本を買って読んで、介護ビジネスへの理解を深めていきたいと思う。