kaitoの日記

自分らしく行こう!

介護業界で働きたいなら、大手に勤めたほうがいいなと思った

ここ最近は、介護ビジネスに興味がある。今日も介護ビジネスに関する本を読んだ。読んでいたのはこの本。

Kindleのサンプルをダウンロードし、訪問型も施設型もまるっと理解できそうだったので購入し、会社の業務の合間ですこしずつ読みすすめていった。

いちばん「なるほど」と思ったのは、介護ビジネスが一般ビジネスと何が大きく異なるのかを解説した章。一般ビジネスとの違いは、大きく次の3つなのだそうだ。

  1. 介護サービスの価格は国が決めているので、勝手に値上げはできない。つまり単価は動かせない。
  2. 1人に介護サービスをたくさんつかってもらうか、販管費や人件費をうまく押さえるしかない。
  3. 人件費でも販管費でも、規模の経済が効く大手が有利。

地元密着の小さい事業者のほうが、細かくケアしてくれるから良いと考えていたけど、必ずしもそうとは言えないようだ。たしかに事業規模が小さいと、欠員が出てもヘルプできないし、職員1人1人の負担も大きくなる。大規模なほうが、欠員が出たときのダメージも少ないし、IT機器をつかった効率化もやりやすい。

話はそれるが、保育園も介護ビジネスと同じく「サービスの単価を動かせない」ビジネスだなと思った。うちの子供を預けている保育園は、全国にたくさんの認可保育園を保有しているのだけど、たまに先生が他のエリアの保育園にヘルプに行くことがある。また、給料が安いと元職員のグチがネットに書き込まれていると、うちの妻が話していた。要は人件費をいかに効率的につかうかが問題だから、上記のような動員実態・給与実態になるのだろう。

私はこれまで、大手企業よりも勢いのある小さな会社のほうが好きだった。少なくとも、大手だから良い、とは必ずしも言えないと思っていた。でも、こと「制度ビジネス」で生きていこうと思うなら、大手で勤めるほうが圧倒的に良いんじゃないかという気がしてきた。小さい会社だと「辞めたら迷惑がかかる」となかなか辞めれないし、効率化も進まないからね。

介護業界で働くなら、大手に勤めるべし、なんじゃないかな。