「男は競争好き、出世したがり」という説明は、私にとってリアリティがなく、ずっと違和感のあったのですが、最近、この違和感が解消される機会がありました。
なんのことはない、やったのは「出世」ってどういう意味なんだろうと辞書を引いてみるだけ。そこには
世間に出て、人に知られるよい地位、身分になること
とあり、やけにストンと落ちました。
出世とは、特定の会社内で登り詰めることだけを意味する言葉じゃなかったんですね、へぇへぇ〜〜〜〜
「人に知られる地位」とは、今の時代だと、フォロワー数・チャンネル登録数に表されるでしょう。
20年前に有名企業の課長職に向けられた世間からの憧れは、現代だとフォロワー数100万人以上の人に向けられる憧れと同一なのかもしれません。
だとすれば、みんなが有名企業に就職して「出世」コースに乗ることを大切にしていた時代があったことは、今の私にも大変よくわかる気がするのです。
こういうふうに、今まで「全然わからない」と思っていた異物が、ある瞬間に「そういうことならわかるかも」に変換される瞬間が、たまらなく好きです。
