キリスト教に興味があって勉強しています、という話をしましたが、聖書を読まずしてキリスト教を勉強しているとは言えないだろうと考え、つい先日、Kindleで新約聖書を購入しました。
多くの人は、一度は聖書を開いたこと自体はあるはずで、読んだこともあると思います。そして、ヨハネとかヘブライとか主とかいう聞き慣れない単語が飛び交う世界を前に、そっと本を閉じた経験もあるはずです。
聖書を購入したとき、私にも同じ記憶が蘇りました。聖書なんて買ってもどこから読めばいいかわからないし、意味もわからないかも知れない。
でもよくよく考えてみると、これまで聖書は何十億人の人に読まれてきたはずですから、少なくとも理解できないはずがない。もちろん解釈が難しいところはあるかも知れないが、読んで普通に理解できるのが大半のはず。そして、どこから読んでもいいはずだ。読み方が決まっているわけじゃないんだし。そう考えると、聖書なんて、さほど難しい本ではないのです。
実際に読んで見るとわかるのですが、聖書というのは「物語」です。解釈に困るところはありますが、難しいことは思っていたよりもずっと少ないんですよね。むしろ読みやすいパートが多い。
「聖書なんて難しそう、よくわからない」というのは単なる食わず嫌い発言でして、読むとそこまで難しくないことがわかるし、アレルギーを持つ必要もないことがわかります。単に知らなくて怖がっているだけなんでしょう。
こう考えると、キリスト教やユダヤ教といった世界宗教は、原典を義務教育中に読んでみる時間を作るべきなのでは?そのほうがよっぽど国際感覚のある日本人が育つと思うんですよね。