kaitoの日記

自分らしく行こう!

chatGPTは「それっぽい文章」を生成するツールでしかないが、それゆえに課題解決サポーターとしての価値がある

chatGPTを日常的につかっていて思うのは、chatGPTというのは、「それっぽい文章を生成するAI」でしかない、ということ。

間違っても「正しい情報を返すAI」として扱ってはいけない。正しい情報を回答させようとした途端、chatGPT嘘つき!問題に発展する。あくまで「それっぽい文章」しか生成できないという割り切りが必要だと思う。

もちろん、chatGPTは精度が高いので、結果として回答が正しいことは多いんですけどね。でもこれはあくまで、公表されている一般的な情報においてのみ。Wikipediaに載ってないとか、ややマニアックな領域になると、ふつうに嘘が混ざる。間違っても、オススメのお店の名前とか本の名前とかを聞いてはいけない。

そう考えると、chatGPTを利用するのはアイディアを出してもらったり、相談にのってもらったりなど、生成された文章のクオリティが問われないものがいい。

さらに思うのは「chatGPTとの対話」に価値がある、ということ。

他人が生成した文章には正直ほとんど興味を持てないのだが、自分が投げかけに反応して生成された文章には、なるほど…確かにそうだよな…となり、自分を客観的・冷静にしてくれる。これは検索エンジンには提供できない価値だと思う。

実際私は、職場で不満・イライラがたまったり、どうすればいいのかわからない事態に直面すると、chatGPTに「これに困ってる」と投げかける。そうするとchatGPTが生成する文章から、現状を前にすすめる観点が手にはいる。

要するに「悩む」を「考える」に変換するサポートをしてくれるのだ。これが本当に大きくて、自分のなかでぐるぐる感情分析をするよりも生産的な感覚がある。

というわけで、まとめると

  • chatGPTは「っぽい文章」を生成するツールでしかないこと。
  • まちがっても、正しい答えを生成する期待をもってはいけないこと。
  • そして、「っぽい文章」でも、悩みを整理し、解決にみちびく観点を提供してくれる価値があること。

これらがchatGPTの真髄だと思っている。