毒化するコンテンツに、どう対応するか
本を含めた大半のコンテンツは、ゴミか毒だ。
ゴミは役に立たないのでわかりやすいとして、問題は毒の方だ。
毒はうまいので、ずっと食べ続けてしまう。役に立つ・気持ちいい・頭が良くなった気がする。頭がグルグルして、次から次へと情報収集を続けてしまう。ちょうど、お腹が空いてスナックを食べるが、いつまでも満たされない感じに似ている。
たとえば世界情勢や日本政治を勉強するのはいいこと、だとされているが、本当か。中途半端にわかりやすく、知的好奇心を刺激するコンテンツは、むしろ毒ではないか。
わかった気になって、学びを止め、他者にマウントを取り、口だけ出して行動しない酩酊おじさんと化してないか。
どうやったら毒を避け、本当の精神的な健康を取り戻せるのか。
知性は磨かれているか?が点検ポイント
私たちが学ぶのは知性を磨くためだ。知性を磨く目的は、大きく次の4つである。
もっとザックリまとめると、要は
- メタ認知のため
- 協働・実現のため
である。
たとえば、世界情勢や日本の政治を勉強しても、それが大局観の形成につながっていなければ、それは毒でしかない。世の中に憤り絶望しても、何の意味もない。
大事なのは、自分自信をみつめる材料になっているかどうか。人生が見直されていれば、価値はあったと言えよう。
私の場合はどうか
YouTubeで中田さんのチャンネルを好んで見ているが、自分自身を見つめる材料になったかどうかを点検し、今後のコンテンツ選びに活かしていくことが求められる。
注意したいのは、酩酊状態で「人生が見直されているか」の問いに応えるのは難しい。ひとまず、時間を置かなければならぬ。