kaitoの日記

自分らしく行こう!

こんまり本には「ゴミ」の文字が出てこない

こんまりさんの本には「ゴミ」という言葉が使われていません。「捨てる」という表現もほとんど出てこない。その代わり「いらないもの」「手放す」と言い換えられています。

こんまりさんは家に帰るとモノを定位置に戻していきながら「今日もお疲れ様」とねぎらいの言葉をかけるそうです。モノ1つ1つにですよ?これだけ聞くと「こんまりさんってヤバイ人なんじゃないか」と普通のひとは思うハズ。

ただ、これにはちゃんと理由があって、こんまりメソッドの根底に流れるのはモノへの感謝・リスペクトなのです。別記事でも書いたけど、「ときめくか、どうか」で残すものを決めるのは、実はとても合理的。

モノへの感謝が根底にあるから、手放すときは「今まで頑張ってくれてありがとう」と別れのことばを送る。モノをリスペクトしているから、「捨ててしまって申し訳ないな…」という罪悪感を抱き、今後買うモノは厳選するようになる。そして、手元に残ったモノたちが、より一層愛おしく感じるようになる。

言ってしまえば、こんまりメソッドで一番大事なのはモノを捨てるときに罪悪感を感じること。だから、こんまり本には「ゴミ」という表現は出てこない。

そんな彼女の思想を最もよく表すフレーズが、『片づけの魔法』の最後に登場します。一読したら絶対に忘れない、強烈なフレーズでした。それは…

すべのモノは、あなたの役に立ちたがっている

こんまり本には、片づけに人生を捧げてきた彼女にしか発せられない、印象的なパワーフレーズが数多く登場します。私はこれらのフレーズを敬意を込めて「こんまりパンチライン」と呼ぶことにしました。

この1ヶ月で何度も読み返すくらい面白い本。いやー、おもろかった。こんまりさんネタで、あと3本以上書けそう。