kaitoの日記

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自己投資を失敗しないための「5%ルール」

  • 自己投資についての私の考えをまとめました。

自己投資の5%ルール

  • 私は「自己投資の5%ルール」というものを実践しています。それは「年収と時間の5%を自己投資にあてる」というものです。

  • 年収460万円の人なら「毎月2万円をつかって1日1時間の勉強をする」という水準です。

  • 5%という水準は、企業の研究開発費比率の傾向から着想をえました。企業の研究開発費は、個人の自己投資額と同じで、将来の競争力の源泉となります。

  • 日本の中小企業の売上高あたりの研究開発費の比率は、平均2%〜3%です。平均と同じ2〜3%だと置いていかれてしまいますから、基準は高く。そういう意味で「5%」という水準は自己投資としては妥当でしょう。

  • ちなみに私が大好きなNintendoは、研究開発費比率が高いことで有名で、過去5年間の売上高あたりの研究開発費比率は、なんと7%でした。平均の2倍以上のお金を投資して面白いゲームを作る研究をしているのです。すごいですね。

  • 意欲がある人は、Nintendo並みの7%水準を目指してみるのも面白いかもしれません。

積み立て投資のように、毎月一定の時間とお金を投下し続ける

  • 5%ルールで大切なことが2つあります。

  • 1つは、必ず1時間は勉強することです。テーマは問いません。何を勉強してもいい。その代わり、勝手に勉強時間を30分に縮めることはせず、必ず1時間を勉強の時間に充てること。

  • 2つ目は、毎月2万円は使い切ること。時間の話と同じで、自己投資費を節約するのはいけない、ということです。必要経費だと捉え、使い切ることを目標にします。

  • 理由は簡単で、自己投資は成果が出るまで時間がかかるからです。自己投資を始めてすぐ年収がアップする、労働生産性が上がる、なんてことはありません。2〜3年、芽が出ないかもしれない。勉強テーマが自分に合わないかもしれない。

  • 勉強内容を変えていいから、毎月必ず一定のお金と時間を投下し続ける。自己投資の質が上がるよう創意工夫する。これこそが、自己投資を成功させる鍵です。積立投資の考えと、とてもよく似ています。

自己投資しているのに気持ちが満たされない、という失敗パターン

  • 自己投資とは本来、個人の生きがい、充足感に繋がるものです。キャリアアップして年収を上げる。同じ収入を少ない労働時間で達成する。独立して大きな裁量を手にして精神的に充足する。自己投資の先には、お金や時間や心に余裕が生まれるものなのです。

  • しかし一方で、自己投資というのは中途半端にやると、どんどん疲れて進歩の気力を失われていきます。

  • みんな自己投資したいと思っています。「成長したい」という気持ちがある。でも「成長してどうなりたいか」には答えられない。これはしかたがない面もあります。だって、自己投資しても給料には反映されません。早く帰れるわけでもない。おまけに会社には愛着が持てない。そして忙しすぎる。

  • 「このままは嫌だ」という焦りだけがある。前に進んでる感覚が欲しい。だから、手軽な教養がブームになっています。YouTubeでは手軽に勉強できるコンテンツが揃ってきました。知らないことを知ると、なるほど!と気持ちいい。勉強した気になる。賢くなった気がする。でも、現実は変わらない。次第に、自己投資しても変わらない自分がダメなんじゃないかと自己否定するようになる。

  • 自己投資するほど満たされなくなる。これが「満たされない自己投資」です。典型的な自己投資の失敗パターン。

  • この失敗パターンを回避する唯一の方法が「毎月、一定の時間とお金を投下し続けること」です。意味ないかも…という気持ちに左右されず、淡々とコツコツとやることです。

自己投資は、継続しないと上手くならない

  • 毎月お金も時間も投下し続けることは、実は大変なことです。この時間、ムダなんじゃないか。このお金は、節約できるんじゃないか。こんなことにお金と時間を使うなんてもったいない。そう思うタイミングが来ます。

  • そこで投資を削ってしまうと、「何のために自己投資をしているのか?」と自問自答する機会がなくなる。実はこの「なぜ成長しなきゃいけないのか」「なぜ自己投資しているのか」といった目的意識が、自己投資では一番大事です。

  • 一定の時間とお金を投資するので、何か新しいことを強制的に勉強することになります。毎月毎月、勉強するテーマは変えていい。いろんな勉強をしていくうちに、点と点が線になってつながり「自分はこういうふうに成長したい」というテーマが自ずから定まってきます。

自己投資、私の目的

  • 私の、自己投資の目的は「お金・時間・心の余裕を通じて、自分を含む、家族みんなが豊かで快適に暮らせるようになるため」です。

  • この目的にたどり着くために3年かかりました。お金を勉強し、健康を勉強し、仏教を勉強し、現代日本の問題を勉強し、歴史を勉強し、オンラインサロンに入って勉強し、経営を勉強し、これらがぜーんぶ繋がって私の今の「成長する理由」をつくっています。

  • これができたのは、ひとえに自己投資にコンスタントにお金と時間を使い続けてきたからでした。振り返って「この3年間の勉強は、実に良いものだった」と自信を持てたのです。

まとめ

  • 以上、私の「自己投資」への考え方でした。まとめると。

    • 年収と時間の5%を、自己投資に回す。
    • 自己投資は本来は、個人的の生きがいを生むもの。しかし中途半端にやると、逆に自信をなくしてしまう。
    • だから、気持ちに自己投資のペースが左右される状態をつくってはいけない。
    • 気持ちと関係なく、一定のお金と時間を投下し続けると「なぜ成長したいのか」に自分なりの答えが出せる。

  • 昔と違って、今は毎月2万円もあれば色々学べます。本を読みたければ、Kindle unlimitedやAudibleを利用すればいい。英会話を学びたければ、DMM英会話で外国人と会話ができます。プログラミングもスクールが充実しています。資格の勉強なら、YouTubeの解説動画を見ておけば十分。お金がなくて学べない、という時代ではなくなりました。

  • だからこそ「なぜ自己投資をするのか」と自問自答するのが大切です。自己投資をして、自分は何を得たいのか。どうすれば生きがいや充足感を感じられるようになるのか。これを考え続けることが、私たち現代人の避けては通れない道なのです。